診療について

再診の方は

再診の方は、診察券をお出しください。お薬だけ、処方食だけが必要な場合もお願いいたします。また、経過や気になっていることを書いたメモをお持ちいただくと迅速な診察の助けとなります。ご協力をお願いします。

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猫の不妊、去勢手術について

メス猫は発情期が始まる(7~8か月齢)と、交尾をしない限り一生発情期が続きます。とても不自然なことです。不妊手術を受けずに放置した場合、高齢期になると乳腺や子宮、卵巣の病気の発生が多くみられます。オス猫は成長すると、家の中でのマーキング行動が多く見られるようになります。また、多頭飼いで手術を受けないでいると、すぐに数が増えてしまいます。これらのことを防ぐために、ひばり動物病院では6か月を過ぎた交配の予定のないすべての猫に不妊、去勢手術を受けていただくことをお勧めしています。

猫の不妊去勢手術について、世田谷区では助成金制度があります。飼い猫と、飼い主のいない猫では、助成金額と手続きの方法が異なります。病院で申請書をお渡ししています。不妊去勢手術をお考えの方はお問い合わせください。また、飼い主のいない猫の助成金の申請を受けた方に限り、世田谷区獣医師会はマイクロチップのインプラントを無料で行っています(マイクロチップの登録料のみ飼い主様負担)。

犬の不妊、去勢手術について

メス犬は約7か月齢になると1回目の発情期が見られます。その後は、約半年に1回の頻度で発情期がやってきます。発情期の時期に後輩をすると、約2か月で出産します。ただ、不妊手術を受けずに、交配は出産もさせずに高齢期をむかえると、乳腺の腫瘍や子宮卵巣の病気になる確率が高くなります。また、オス犬は去勢をせず高齢期をむかえると、前立腺肥大や肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアなど男性ホルモンの影響をうけやすい病気にかかる確率が高くなります。これらのことを防ぐために、交配をする予定のない6か月を過ぎたすべての犬に、去勢、不妊手術を受けていただくことをお勧めしています。

マイクロチップのお勧め

突然の迷子、災害、盗難、事故にあった場合、ペットは住所も名前もいえません。そんなとき確実な身元証明になるのがマイクロチップで、円滑な保護と再会にとても重要です。実際、東日本大震災においても、保護後、元の飼い主と再会できた動物のほとんどがマイクロチップを装着していたという報告もあります。動物にはぜひ、マイクロチップを入れることをお勧めします。

食事指導のご相談

自分の子供に何を食べさせるか、親や家族は悩みます。より安全でバランスの良い食事を与えたいと考えます。それと同じように、自分の飼っている動物の食事内容も考えてみましょう。良いと評判のフードであっても、その子の体調や好みによって合う合わないがあり、また同じ体重であっても給餌量はそれぞれ違います。どのフードがこの子に最適なのか、その選択はとても難しいですがそれを一生懸命考えるのが飼い主様の役目でもあります。ひばり動物病院では、その子の年齢、体調による最適なフードの選択を、飼い主様とご一緒に考え、サポートいたします。お気軽にご相談ください。

動物の基本的なケア

まず動物を飼うにあたり、どんな種類の動物を飼うのかを決めることから始まります。自分の好みのほかに、自分の年齢や体力、その動物にどれだけの時間を割けるかにより、選ぶ種類や品種が変わってきます。また、選んだ動物がどのような病気にかかりやすいかを知っておくことも大切です。

飼う前に分からないことがありましたら、当病院にお気軽にご相談ください。

また、飼ったあとの動物のケアは、種類、年齢、性別により違ってきます。最低限のワクチン接種や、犬であればフィラリア予防が必要となります。詳しくは下記をご参照ください。

予防注射

■狂犬病予防注射

狂犬病予防注射は、3か月齢を過ぎた犬が受けなければいけないという法律があり、1年に1回の接種が義務づけられています。1年中いつでも受けることができますが、世田谷区では4月に定期狂犬病予防接種期間を設けています。登録を済ませている方であれば、その期間に限り済票の発行を病院内でいたします。登録を済ませていない方、またその期間以外に接種された方は、病院で発行する予防接種証明書を保健所または出張所に提出して、手続きをしてください。混合ワクチンを接種する場合は、1か月間隔を空けていただくことをお勧めします。

■犬の混合ワクチン注射

ジステンパーやパルボウィルス、レプトスピラなどの感染症から犬を守るためのワクチンがあります。仔犬の時期は 3 回、1 歳以上の犬は年 1 回の接種を推奨しています。最近では、3年に1回の接種でよいというワクチンプログラムができています。ワクチン接種の1年後、2年後は血中の抗体価を測定し、十分に抗体が保たれていればワクチン接種をしないというものです。病院では、簡単に病院内で抗体を測定できるキットがありますので、ご相談ください。5種と7種を用意しています。

■猫の混合ワクチン

ヘルペスウィルス、カリシウィルス、パルボウィルス感染症から猫を守る3種混合ワクチンは、すべての猫に接種することを推奨しています。仔猫の時期は2回、1歳以上の猫は年1回です。そのほかに、猫伝染性白血病、猫エイズのワクチンがあります。その接種については病院にご相談ください。

■フェレットのワクチン

ジステンパーとパルボウィルス感染症のワクチン接種を行っています。詳しくは病院にお問い合わせください。

フィラリア予防

蚊が媒介し、心臓に寄生をするフィラリアの予防が犬では欠かせません。蚊のいるシーズン(東京では5月から12月)につきに1回飲むお薬が主流です。スポットタイプやノミ・ダニ予防と兼ねている薬もあります。必ず毎年飲ませ始める前に、フィラリア感染がないかを調べる検査が必要ですのでお気を付けください。

ノミ・ダニ予防

暖かくなり外に出ると、ノミやダニが付着してくることがあります。ノミは皮膚炎をおこしたりアレルギーの原因となることがあります。ダニも同様に皮膚炎の原因になったり、バベジア病を媒介したりします。最近人間で問題となった、重症熱性血小板減少症候群は犬でも感染がみられたという報告があります。しっかりと予防していくことをお勧めします。主に首に付けるスポットタイプの薬と飲み薬のタイプがあります。

トリミング

■シャンプー

犬では定期的なシャンプーや毛のカットが必要な子が多いです。皮膚の状態により、選択するシャンプーの種類も変わってきます。ご自身で用意する場合はなるべく良質のものを選ぶようにしましょう。ひばり動物病院では、皮膚病の犬のシャンプーや毛刈り、高齢や病気でトリミングサロンでできない子のシャンプーをご相談の上お受けしています。

■爪切り

フローリングを歩いていて、カタカタと音が鳴るようなったら、爪の切り時です。深爪をしないように気を付けてください。病院では爪切りのみでもお受けしています。

■肛門腺

定期的に絞る必要はありません。お尻を床に擦ったりよくなめるような行動が頻繁にみられるようになりましたら、肛門腺絞りが必要な場合があります。ご家庭で無理して絞ろうとすると、炎症を引き起こすことがありますので、お気を付けください。病院でお受けしています。

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